gottaNi ver 1.0


三月界の月

「月」と呼ばれてはいますが、天体か、と問われるとハテナですね。何と言うか、訳語?として当たる言葉が『月』ってだけだから。

じゃあホントはどういうブツなんだってぇと、魔力の源……世界で唯一の「魔力を作り出せる」存在? むしろ「魔力濃度の調整者」なのかなぁ……。
魔晶のような「魔力の塊」なのだとも言われています。
司神s曰くは「可視の虚像」「世界の視る夢」「万人の幻影」……らしい。

青白い感じの月と赤い月は普通に満ち欠けを繰り返していますが、白金の月は不定期に出たり消えたり満ちたり欠けたり、好き勝手に動き回ってやがりますので、天体だと思うと明らかに可笑しいんだよね。

現実世界でも月の引力によって潮が満ち引きするように、この月は魔力に影響を与えます。最強の干渉力を持つのが白、次が青、最後に赤。
一般的には、青月(せいげつ)もしくは蒼氷月(そうひょうげつ)に、赤月(しゃくづき)ないしは緋炎月(ひえんげつ)、それに白月(しらつき)または彷徨(さまよ)いの白金(はっきん)、と呼ばれているっぽいんですが、こーゆー存在なので、やはりこっちの「月」とはニュアンスが違いそう。

どれかってぇと、もっと古い時代の「月」かね。
月の光は人を狂わせるとか、満月の夜には凶事が起きやすいとか、月には何かが住んでいるとか、そういう「よく分からないが凄い力をもっている」系統。永遠に循環を繰り返す、不変と流転を内包した不可思議な存在。
ただし、信仰の対象にはなっていません。月をあがめる意識ってのは希薄で、ただ其処に在り続けるものって感じでいるみたい。

大気中の魔力が派手に流動し、法術の行使にも干渉する望の日と、魔力の流動が殆どなく、法術を行使するときに干渉がない朔の日。この2つに対しては畏怖の念がありますかね。法術士だけでなく、一般人にも解るくらいに世界が違うんだそうです、望の日と朔の日は。
法術的に最も危険とされているのは、望ではなく朔。「凪の夜」と呼ばれる日です。月や大気中の魔力の影響が殆どないため、呪法本来の威力が出てしまう。普段と同じつもりでやってしまい、限界把握や制御をミスって撃沈する術者が多いとの事。
次に危ないのが望の日ね。これは単純に、制御が難しく安定を失いやすいから。

因みに。
こういった存在なので、古語における「月(Luna)」というのは「不可侵の存在」や「幻影」という意味を含んでいます。正しい訳は「力ある鏡像」らしいですが。
故に、ルナの真名に篭もる意味は「侵す能わぬ存在たる者の翼」であり、名付け親である鳴神的には「永久に確定しない存在の持つ翼」で、つまり「捕らえる事などできない存在」を指す。その身を束縛する事は出来ないって話なので、そこから「自由」という意味に繋がります。



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Last-modified: 2020-09-25 (金) 19:01:53