ゆらりと壁の灯火が影を揺らす。その刹那に、床の影が文字を綴る。これは流石に、読み取れない。
書、あるいは頁の形に留められ、触れることのできる記録は幾許(いくだ)もなく……しかしそれですら読み切るには多すぎるだろう。
それでも、書架を巡る足取りが止むことはない。
休憩場所にと目星をつけていた温室は、今日は晶洞になっていた。相変わらず訳が分からない。
天蓋に穿たれた穴を何かの結晶が覆って、そこからは青い光が落ちてくる。水底のような静謐と群青。
ちら、と真白い魚がいると思えば、どこかから射し込んできた光の欠片だった。…眠いらしい。
書、あるいは頁の形に留められ、触れることのできる記録は幾許(いくだ)もなく……しかしそれですら読み切るには多すぎるだろう。
それでも、書架を巡る足取りが止むことはない。
休憩場所にと目星をつけていた温室は、今日は晶洞になっていた。相変わらず訳が分からない。
天蓋に穿たれた穴を何かの結晶が覆って、そこからは青い光が落ちてくる。水底のような静謐と群青。
ちら、と真白い魚がいると思えば、どこかから射し込んできた光の欠片だった。…眠いらしい。