gottaNi ver 1.1



*基本情報 [#e09ffc3b]
得鳥羽月(えとりはづき)~

略称は得鳥。厳密には、真名にあたる名前を持たないため、名無し。~
通常、真名としての扱いをうけているのが「得鳥羽月」の名で、本人は「理不知(ことわりしらず)」を名乗る場面が多い。~
ほか、親しい数人からは「可惜夜」「黄櫨染」を名として呼ばれる。

同族たる貴鬼の中ですら、正体不明とされている鬼。ただしその力量は広く伝わっており、畏れられている。~
離鬼でなければ、綜鬼皇の名を受けても不思議は無かったほどの実力を持つ。

*種別 [#pddc71d2]
貴鬼/離鬼/創鬼

鬼族の最上位種、貴鬼である鬼。貴鬼の中でも上位に位置する実力を持ち、皇鬼としても広く存在を知られる実力者。
また鬼を「創造」できる創鬼としても優れた技量を有する。~
その能力の高さから多くの者が配下にくだることを望むが、本人はそれを煩わしく思っており、鬼としての種族・社会からは距離を置いた「離鬼」として生きている。

風鬼(風神)としての能力が高い。また「月」に近しい呪術と円環(繰り返し、生まれ変わり)の神でもあり、他者を鬼へ創り変える創鬼としても有名。~
地祇としての属性は「月」「夜」「呪術」あたりが強めで、領域支配力の高さも相まって、たいていの土地から他の神の付与している庇護・呪詛を排除できる。そのため、影響が出て騒ぎになるのがめんどい、ということで特定の土地に根を張ることはせずにふらふらしており、いわゆる「祟る」系統の客神というタイプ。~
また「風」「音」「言葉」に関しても属性を帯びていて、特に「言葉」は「呪術」との絡みから非常に強い強制力を発揮する。

*人物像 [#pc63efd4]
清雅、と表現されることが多い、繊細な外見と落ち着いた言動の鬼。余裕に満ち、本心の見えづらい微笑を常とし、貴鬼によく見られる、己れが上位に立つことを当然とした、ある種の傲慢さと自信をまとう。~


外見の繊細さに反して、性格におそろしく難がある、鬼としての常識や規範にはほとんど従わない異端児。~
一見すると弱々しく儚げで扱いやすいように思えるが、人嫌いな上に、失うもの(失いたくないと思っているもの)を持たず、更には己の力を知っていて相応の矜持もある為、扱いは非常に難しい。~
特に、向けられる感情に対しての感性がぶっ飛んでいて、好かれたい・嫌われたくない・尊敬されたい、などといった、他者の心理に対する期待をほとんど抱かない。~
また他者への興味が薄いため、鬼としては珍しく、身分差による礼節や実力差に従った上下関係には寛容で、どちらかというと利害関係を重視する。

基本的には、知識とハプニングを求めて、他人の迷惑も心配も顧みず、うっすい微笑と絶対者の余裕を振りまきつつ、己の気分に従って生きている。~

*物語 [#xe81256a]
親を持たずに生まれた、原種の鬼。他の鬼との種族的な差異はないが、能力は総じて高く、狂い咲きに匹敵する素養をもっている。~
原種ゆえ地の神としての特質が強く、土地・場の支配に関する力関係では抜きんでた優位性を発揮するため、ちょくちょく揉め事のあった地の一時的な管理・支配を依頼されて拝み倒されたり、土下座されたり。~

その性能から、幽明領界を引き離すための禁呪において、術者として選ばれた。幽界側の基点として役目を果たしたのち、本格的に姿をくらましてしまったため、以降、わりと都市伝説的な扱いを受けている。

*えっちゃんと愉快な知人たち [#pc5da156]
知り合ったのは露隠葉月のほうが先で、その後に果の月と知り合って、それから果の月と露隠葉月が遭遇したって順番。~

外見年齢5歳くらいの得鳥羽月がその辺の刃鬼か何かをかじってたら、露隠葉月がやってきて、もっと力のある血を喰えばいいだろうに……という話になり、手近なのがこれ(刃鬼)だったからとか言い放った得鳥羽月が「手近というだけならそこ(露隠葉月)もだが、流石に屠ってみる訳にはいくまい」と笑ったから、露隠葉月が「では差し上げましょうか」と笑っちゃったらしいです。~

で、果の月がちょっと狩りで追ってた相手を6歳くらいの得鳥羽月が喰っちゃって、悪いけどそれ持って帰りたいから渡してくれ、代わりにもう少し上等なのを持ってくるから、と果の月が申し出た。~
その後しばらくして、露隠葉月の血を喰った得鳥羽月がその辺で雑魚を容赦なく刻んでたら果の月が来て、どうした調子が悪そうだなとか話してるところに、今度はどこまで出歩いてるんだと探しに来た露隠葉月が登場。~
「なんでお前は当代の君を餌扱いしてやがるんだ……」「食えるものは食う」「まあ、私としてもこの鬼子がどこに行きつくのか、楽しみなので良いかなと」みたいな会話があったらしいです。

そのうち、露隠葉月の配下が得鳥羽月を探し当てて襲撃に来たり、結構あちこち深手を負いつつも得鳥羽月が笑いながら勝利しちゃったり、重傷の癖にやってきた露隠葉月に血を寄越せと言い放ったり、流石に看てないとやばいからというので露隠葉月の屋敷に連行されたり、そこで呼ぶ名前がないと不便だからやっと名前がついたり。

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