縛魔夜想 の履歴(No.1)
世界としては似非古代の系統です。
縛魔と称する一族の、終わりの物語。
概要†
どろっどろの暗黒色。書くかどうかは置いといて、ネタ的にはR-18/R-18Gあたりかと思われます。
力を忌みながらも力に縋るしかなかった血統が、狂って歪んでから一族としての歴史を終えるまでの、長い夜の話。
縛魔†
赤砂領国から分かれ、独自の社会を形成している赤土の一族。総じて突出した退魔能力を持ち、黄土の民から修祓の依頼を請け負っている。
ことに拘束系の能力・術式に長けることから、縛魔の名で知られた。
赤土の民の中でも能力が高く、領国に定着するといらない軋轢(領国の各王との間で権力争いの噂が立ったり、特定の領だけ強くなって周囲を警戒させたり)のもとになる可能性があった者たち、が一族のルーツ。
ゆえにその能力は上位の鬼とも渡り合う強さで、周辺の民からは守護者のような扱いで畏敬されている。
強すぎたために故郷を去らなければならず、しかし今の立場としてその力を失うわけにもいかない、という力に対する葛藤が呪いの如くまとわりついていた。
禍鎮め†
「先に生まれた双子」と「同じ月日」に生まれた縛魔。
双子と関連した呪術的な仕組みで、通常の縛魔よりも死ににくい、という特性を持つ。
役職も兼ねた呼び名であり、基本的には率先して外へ退魔に出る立場。時代がくだってからはある種の人柱で、戦闘の危険を一手に引き受け、死ぬまで戦いに投入されることが多い。
駒として都合の良いよう、役目を果たすことだけを存在意義とし、周囲に盲従するよう育てられる者がほとんど。従属性を補強するための虐待なんかもよくある話。
ほぼ全ての禍鎮めはどこかしら壊れているし、正気を失っていることもよくある。
一族全体に「禍鎮めというのはそういうモノである」との認識が広がっていて、そう育てるものだし、狂う(壊れる)ものだし、そう扱うのがごく普通な感じです。
日宮†
縛魔の一族をまとめる長。代々、下からの意見を集約・選別する、ボトムアップの統治スタイルをよしとしている。
基本は世襲だが、縛魔としての能力も重視されるため、有力者たちの合議によって直系以外から宮が出る場合もある。
月宮†
日宮の影。一族での地位は日宮に次ぐ第二位。主な役割は一族の守護で、縛魔の里に巡らせた呪術的な護りの統括者を務める。
日宮よりも能力重視で選出されており、能力で見れば第一位であることも多い。
キャラクター†
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