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基礎データ†

真名はMids（ミッズ）／『闇』の意味を持つことから、現代語における名称は「黒闇（コクヤ）」とされる。
通常は、その存在が伝説級であることなどの事情から、通り名である「司闇（シアン）」で呼ばれる。

種族は魔晶。神魔いずれにも属さない。
遥か古い時代に、とある術者が魔力から創造した、魔晶としては珍しい意図生成の個体。

種族技能として、法術。主として空間操作・精神干渉の系統の術式に長ける。
亜空間や異空間の扱いを得意とし、したがって接近戦はあまり得意ではない……らしい。

神（司神）
古い時代の、強大な力を統べる存在、としての『神』で、信仰とは無縁の存在。

初期メンバーの一人。対外的な場では「司神の副長・長の補佐」として認知されている存在。
仲裁役、また低年齢組の保護者役として振る舞っていることが多い。

年齢は、人間種族でいう20代の半ばくらい。
細身でたおやかな女性、と見える姿が基本で、落ち着いた、理知的な雰囲気をまとう。

髪の色は、光に当ててもほぼ色味に変化のない純粋な黒。胸元くらいまでの長さで、毛先だけにゆるく癖がついて波打っている。
目の色は僅かに青みを帯びた黒。

上位魔晶の例に漏れず、顔立ちは非常に整っている。物腰が柔らかく口調も丁寧で穏やか、笑顔を絶やす事が滅多にないため、人当たりがとても良い。
しかし、戦闘中だろうと怒っていようと笑顔のため、敵対者には恐れられた。

基本的には受身で、聞き手。
助力を求められない限りは眼前での騒乱も静観する事が多く、おっとりとした物腰の割には非道・酷薄・無情、との声があがる事もしばしば。
また、周囲の状況をよく見て適切な行動をとるために目立たないが、必要のない労力はなるべく消費したくないという面倒くさがりな所がある。

大抵は中立の立場を取り、対立している存在の一方に肩入れする事は珍しい。しかしその分だけ、助力や擁護を決めた時には、強固にその立場を貫く。
熟考を重ねるだけに、出した結論を覆す事は稀であり困難。

自他の自主性や思考を尊重しようという傾向が強いために温和な言動が多いが、障害を排することに対する逡巡は持っていないので、害になると判断した存在に対しては極めて冷淡になれる。