gottaNi ver 1.1


概要

身体変化を駆使する、三月界で最大の多様性を持つ種族。

いわゆる「獣人」「亜人」に近い種族で、各自の身体特性に合わせた地域で多様な生活をしている。分布は広いが密度はさほどでもない。
ざっくりと、水辺に適応したものを水妖、陸地に適応したものを陸妖、空に適応したものを飛妖、他より汎用的でヒトに近いものを人妖、などと呼び分けています。

肉体的な特徴

ほぼヒト型からほぼケモノ型まで、幅広い形態をとる。ヒト型では、耳に各自のケモ特徴が出る場合が多い。羽耳とか、猫耳とか、ヒレ耳とか。

共通するのは身体変化の制御に長ける点で、爪を硬化させて武器にしたり、腕を翼に変化させて滑空したり、全体を変化させて四足歩行魔獣化したりと、バリエーション豊富。
日常的にとる形態もさまざまで、同じ飛妖でも「背中に鳥の翼を生やすタイプ、ほぼ常に羽は出しっぱ」とか「腕を羽に変化させるタイプ、飛ぶとき以外は基本的にヒト型」とか、一部では「普段はでけぇ鳥。ちゃんとしなきゃいけない場合はヒト化」とか。

いちおう皆「妖魔」ではあるので、魚と鳥、的な組み合わせでも繁殖は可能。
ただやっぱり、性質が離れすぎていると融和はしにくいので、そういった「混血」の子供のほとんどは、同じ「混血」の妖魔との繁殖しかできない。身体的にも特殊で、力が強い個体が多く、性別は中性、特定条件で性分化が起きて生殖可能になる、という特徴があります。

技能的な特徴

法術に対する耐性を持つ。意思や体調とは無関係に常時発動しており、法術による干渉を弱体化ないし無効化することが可能。
ただ、害のない法術(補助や回復)も無効化してしまったり、内部からの干渉にも反応して自身の法術行使を妨げたりと、デメリットになる場合も多々あります。

なので、法術とは全く異なる理屈の「妖術」を固有技能とし、治癒などはこっちで対応。基本的な動きは「自分の生命力を糧に、相手の肉体に干渉する」もので、魔法っぽいのが法術なら、気功っぽいのが妖術、という感じ。
身体への干渉が領分なので、催眠などといった精神干渉については管轄外。

文化とか

よそはよそ、うちはうち。
基本的に、水妖は水妖、人妖は人妖、と種別ごとに集まって生活しているため、あまり他人に干渉しない。身内での結束は強いものの、全体的には個々の意思を第一に尊重する傾向が強く、種族としての同一性は低い。
完全に分離しているわけではないので、代表者や窓口を決めて情報を交換したり、組合のようなものを組織して非常事態に対応したり、という連携はしています。

陸妖同士であっても、オオカミ系は規模の大きい集落で階級意識が強い、ネコ系は家族単位で生活していて割とフラット、という具合に差があったりする。
そのため、多くの妖魔は性質の近い個体を「同族」として扱い、そこの間で「連」と呼ばれる群れを形成していて、内部的には小規模・多種の種族の集まりのような感じになっています。


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Last-modified: 2015-05-19 (火) 16:04:00