gottaNi ver 1.1


外見年齢の話。

人間中心で見るから訳分かんない事になる、ってのもあるんですが。

闇伽、龍、鬼、朱の果実、精霊……なんかは、ある程度大きくなったら老化しない。老化が停止した時の外見のままで生きて死にます。
妖魔は種によって違うんですが、まぁ大体は人間みたいに年とって死ぬかな。混血の妖魔は、途中で老化が停止する奴が多いようですが、あまり能力の高くない奴は、純血同様に老化が進む事もあるようです。
魔晶は初めッから老化なんて現象はない。意識の変化によって、自己像が年を取る事はありますが、あれは老化じゃないからね。

んーで、だから大抵の種族はある程度までは成長するわけです。一応の目安として、人間でいうと20代から40代くらいかな、その辺で停まる事が多い。同じ年数を生きているのに、外見年齢が大幅に違っているって事はありえません。
また魔晶だけは例外だけど……。

あいつらは大抵、魔力の集まりやすいところ、魔力が集中している場所に自然発生する。溜まっていた魔力が段々とまとまった方向性を帯びてきて、それが自我にまで発展すると魔晶になるわけです。
生まれたばかりの魔晶ってのは、まだ自我が不安定な状態。注意力散漫だったり、一つの事を長時間続けるのができなかったりするのさ。だけど魔力を制御するものは意思だから、そんな不安定な自我・思考だと魔力を保持し続ける事が難しい。
魔力が拡散してしまえば、精神は拠り所を失って滅びるしかないし、はっきりした精神の働きがなければ、魔力はバラバラな方向性を持ってしまって拡散する。

肉体を持って生まれる種族は、意思とは関係の薄いところ(肉体)に魔力を固定しておく仕組みがあるから、すぐには自我が確立しなくてもいいわけだけど、魔晶にはそれがない。
精霊は『名』という形で、生まれつき自己を確定させる『核』を有しているから魔力を保持していられるんですが、魔晶はそれもない。

って事で、奴ら自我が安定しないまま生きてると死にます、即。つぅか、それで果無くなっちゃった奴らって結構多いし。
なので、魔晶は『自分』ってモノを確立して初めて一人前になる。そして、一人前になると、自己像がはっきりする……まぁ、外見が固定されるのですね。ここまでにかかった時間が長ければ、外見や言動の年齢が高くなります、多くの場合。逆に、生じてすぐ安定してしまえば、幼い外見を自己像として持つ事が多い。

ゆえに。何かすごい嫌な感じですが、ガキじみた姿の魔晶に限ってバカ強い訳ですよ。早く安定を得たという事で、つまりは魔力の制御に長けているという事ですから。例外は、意図生成で外見が決められていた魔晶ね、司神たちみたいなの。
ただ、力のない魔晶は保護欲に訴え生き残るため(多分)、本来の姿を変えて幼い外見でいる事があります。見る奴が見れば、真性との見分けは一発らしいが。

これもまた一応の目安として、10代は大抵偽装、20代ならほとんど真性、平均ラインの外見は30代後半から50代前半あたり……って話があります。


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Last-modified: 2014-11-15 (土) 12:15:00