gottaNi ver 1.1


食事のコト。

人間は当然調理したもので、基本的には雑食。ベジタリアンとかもいますが、んな選り好みしてても生きてけるような階層の輩は少数です。
龍、鬼、朱の果実、陰陽両種の妖霊、各種混血なんかもほぼ人間同様。
妖魔は基本的に生。調理するのが面倒だとか、調味料が手に入りにくいとかの理由であって、生しか食えないという事ではないです。
血に酔う性質があるんで、人間社会とか、他種族の中で暮らしている者は、血抜きして調理されたものを食べて生活しています。雑食ですが、肉を好む連中が多く、刺身なんかは水妖の大好物。

魔晶は『食事』の意味からして、他の種とはちぃと違う。某雷サマみたいな引き籠りなら、何も食わずに生きてても問題ないし。

奴らの食事ってのは、自分の力を増やす為のものなんですね、コレが。生きていくうえで必要な、エネルギーを補給するって事では確かに同じなんだけども、各種臓器を動かしたりする為のエネルギーを取り込んでいる訳ではなく……つまり、連中は、必要に応じて『食う』んです、魔力を。
生まれる→制御能力が上がる→保有する魔力を増やす→制御能力が上がる……と循環する生活サイクルの中、この『魔力を増やす』所で魔力を取り込むのが、魔晶にとっての『食事』なんですよ。
微量であれば、無意識のうちに周囲の魔力に干渉して取り込んでいるんですが、術で使っちゃったり負傷したり、急に制御能力が上がったりすると、一気に多量の魔力を溜める事になる。で、一気に多量のほう、それを『食事』といいます。
無意識下でやってるのは、呼吸のイメージに近い。

第二暦2011年現在で多いのは、負の感情を食うってヤツですかね。追い詰めて、感情を「助かりたい」って方向に集中させると、その思いが『呪』になって、魔力に方向性が生じる。方向性が生じると、ばらばらにいるよりも食いやすいから。
でも、古くから存在している魔晶に言わせると「悪食」で、そういう魔力は不味いらしいです。

古参(神精時代以前)の魔晶は、大気中の魔力を直接取り込む事が多い。何故かと言うと、負の感情と違って対象の抵抗を抑え込む必要がないし、他者の意思(波長)に染められていない状態だから溜めやすいんです。食べやすく、余計な味が付いていない、という事なのか。
第一暦以降の新参者たちは、方向性のある魔力を食うのに慣れてしまっていて、大気中とかの(方向性がない)魔力を扱う事が苦手(の上、加虐趣味丸だしなヤツ多数)なため、その食べ方はしない。

因みに某お月様曰く、負の感情は「くそ不味い。最悪。本気で吐く。」味、だそうで。
ルナとかの古参メンバーは大抵、自然回復に任せるか、他種族と同じようにその辺の料理(に含まれる魔力)を食べます。調理されたヤツってのも、まぁ言っちゃえば屠殺された生き物(植物も込み)なんで、多少は『呪』が遺っているそうですが、嬲り殺しにしたのよか随分マシ、味は普通だとの事。
本気で食事(一気に大量の魔力を摂取)する時は、大気中の魔力へと意図的に干渉する。他の生物からじゃないとダメなら、植物を食う。植物にも生存本能や感情はあるものの、動物などと比べれば穏やかなものだし、奪いつくして殺すようなことはしないで分けてもらうだけだから、大丈夫らしい。
後は、奪ってから、取り込む前に自分の波長へと染めて、それで改めて食べるとか。これなら奪った時にどんな波長だろうと『呪』が遺ってようと、もう自分の波長だから関係ないもんね。


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Last-modified: 2014-11-15 (土) 12:12:00